石造りの大鳥居で知られる南陽市の烏帽子山八幡宮で、サクラの季節の風物詩・巨大しめ縄の掛け替えが行なわれた。
1903年(明治36年)に建てられた烏帽子山八幡宮の大鳥居は、高さ10.75メートルと、継ぎ目がない石造りの鳥居としては日本一の大きさを誇る。
鳥居にかかる重さ300キロの巨大しめ縄は、地元の保存会が毎年作っていて、4月20日の祭礼を前に掛け替えている。
周囲を五分咲きのサクラが彩る中、保存会の会員たちが古いしめ縄を鳥居から外すと、滑車とロープを使って慎重に下ろし、新しいしめ縄を掛けていった。
掛け替えの作業は約30分で終わり、見守っていた参拝者や地元・赤湯小学校の児童たちから拍手が起こっていた。
(6年生)
「迫力があってすごかった」
「歴史がずっと続いているのはすごいと思った」
120年以上続くしめ縄の掛け替え行事は、ことしも無事に終わった。
18日から新しいしめ縄が参拝に来た人と赤湯の街を見守っていく。