小学生と中学生を対象にした「全国学力テスト」が県内一斉に行われた。一部の教科で、パソコンやタブレット端末で回答するオンライン方式が初めて導入された。
全国学力テストは、子どもたちの学力を把握し授業の改善につなげようと、文部科学省が毎年行っている。
2025年度、県内では小・中学校あわせて317校の小学6年生・中学3年生1万6208人が対象となった。
このうち山形市の第四小学校では、6年生28人が試験に臨んだ。
テストは「国語」と「算数・数学」に加え、3年ぶりに「理科」が行われた。
中学の理科はパソコンやタブレット端末を使って問題に答えるオンライン方式が初めて導入され、アクセスの集中を防ぐため、4月14日~17日までの4日間に分けて実施された。
オンライン方式にすることで、動画を活用するなど多様な方法での出題が可能となり、2027年度にはオンラインに全面移行するとしている。
学力テストの結果は、学習環境や生活に関わるアンケートの集計と一緒に7月下旬に公表される予定。