サッカーJ2・モンテディオ山形は12日、アウェイでいわきと対戦。リーグ戦はここまで4戦負けなしながら、勝利を上げたのは約1カ月前。
順位を上げるために白星がほしい山形は3分、カウンターから速い攻めを展開し、川井がシュート。ここはおしくもキーパーに弾かれる。
さらに前に出て主導権を奪いたいところだったが、この日は持ち味のパスワークにミスが相次ぎ自陣ゴール前でボールを失う場面が頻発。
山形を研究してきたいわきのプレスに苦しむ。
それでも44分、自陣での相手のパスを野嶽がインターセプト。スピードスター・イサカにボールを託すと、イサカは迷いなくハーフウェーラインを越えて一気に敵陣内へ。
駆け上がってきた川井がクロスを上げ、こぼれ球を土居。最後はディサロが決めた。
ディサロはこれが今季2ゴール目。少ないチャンスをものにしリードを奪う。
しかし後半も、ホームの声援を受けたいわきの圧力を受けたびたびピンチを迎える苦しい展開が続く。
19分には、味方に当たり角度が変わったシュートがゴールを強襲。肝を冷やしたが、キーパー寺門がファインセーブでリードを守る。
試合は1対0でホイッスル、結果だけでなく少ないチャンスをものにした意味でも収穫のあったゲームだった。
(FW90・ディサロ燦シルヴァーノ)
「本当に優勝を目指していますし、そのために1つも落とせない試合がこれからも続くので、内容よりこういう際のゲームを勝ち切ることができてチームとして一歩成長できたと思う」
リーグ戦4試合ぶりの勝利で山形の順位は10位に浮上。次節は19日(土)、ホームで愛媛と対戦する。