11日の県内は気温があがり、今年一番の暖かさとなったところもあった。山形市の霞城公園ではポカポカ陽気の中、花見を楽しむ人たちでにぎわった。
(リポート)
「午後2時前の山形市の霞城公園。日差しがとてもあたたかくてお花見日和。サクラの標本木を見ると日当たりのいい部分はほとんど花が開いていて、全体としては半分ほど咲いているように見える。薄いピンクの花びらが青空に映えてとてもきれい」
3日前に開花が宣言された山形市の霞城公園。
その後、雨が降ったり気温が上がらなかったりして1500本ある園内のサクラは全体としては3分咲きというが、ソメイヨシノの標本木など日当たりのいい場所に咲いているサクラは見ごろまでもう少しというところまで咲き進んでいた。
山形市では最高気温が20.5℃。5月上旬並みの暖かさとなる中、霞城公園には平日にも関わらず多くの人が訪れ、昼食を取りながらゆっくり眺めたり、カメラに収めたり、みなさん思い思いに花見を楽しんでいた。
(寒河江市から)
「ツアーで来た。2人で何十年かぶりだねと今話していた。まだ咲きはじめだが寒河江もまだちょっと早い、でも山形は咲いてて良かった。お花好きなので気持ちが明るくなる」
(山形市から)
「生後6カ月。今育休をもらっていて平日なので人がいないかなと思って来てみた。天気も良くて初めて3人で見られて良かった」
(仙台市から)
「もうちょっと咲いていると良かったかなという感じだが、すごくきれいに咲いているところもあった。ピンクがかわいくてきれい」
霞城公園のサクラが満開になるのは15日の予想。
また、12日・13日には霞城観桜会のイベントとして期間限定の山めん寒ざらしそばを味わえる賞味会や、お堀に浮かべた船の上で演舞を披露する風流花見流し、やまがた舞子の花見園遊などさまざまな催しが予定されている。