4月13日に迫った大阪・関西万博の開幕を前に、JR山形駅でテロに備えた合同訓練が行われた。
大阪・関西万博に向けたテロ対策訓練は全国各地で行われていて、8日、警察と消防・JRから計28人が参加した。
訓練は駅構内で、液体がこぼれたペットボトルと倒れている人を巡回中の駅員が発見したとの想定で行われ、参加者はその後の対処を確認した。
通報を受けてかけつけた警察官は、現場を確認した上で、化学物質テロのおそれがあるとして県警本部に応援を求めるとともに、周囲に危険を呼びかけた。
(警察官)
「危険物があるので近づかないようにしてください」
その後、防護服を着た機動隊と消防が到着し、機動隊は化学検知器を使って状況を確認しながら、ペットボトルとこぼれた液体を回収した。
その間、消防は倒れている人に見立てた人形を救助した。
(県警本部警備第2課・原誠宏課長補佐)
「警察だけでは対応できないことが多いので、関係機関や訓練を一緒に行った消防などとも連携して、さまざまな警備に対応していきたい」
万博開催中は、要人や観光客など海外からの訪問客が増えるとみられ、警察は不審な物を見つけた場合は、近寄らずすぐに警察に通報するよう呼びかけている。