8日、今春開校した県立米沢鶴城高校で入学式が行われた。真新しい制服に身を包んだ新入生たちは、希望を胸に高校生活をスタートさせた。
米沢鶴城高校の2025年度の入学者は、全日制と定時制・専攻科をあわせて210人。
8日午前に行われた全日制の入学式で佐藤有二校長が式辞を述べ、「本校での学びは専門的な知識や技術が主体となり、極めて高い専門性を持つことになる。自信を持って巣立つことができるよう切磋琢磨していきましょう」と激励した。
そして新入生を代表し、中村小春さんが誓いの言葉を述べた。
(新入生代表宣誓・中村小春さん)
「仲間と協力し支えあいながら、それぞれの夢に向かって前進していきます。先生や先輩にご指導を仰ぎつつ、自ら考え行動できる力を育んでいくことをここに誓います」
米沢工業と米沢商業の2つの高校が統合して誕生した米沢鶴城高校は、制服も一新された。
「詰め襟」と「襟のないイートンジャケット」「襟があるブレザー」の3つのタイプがあり、上下の組み合わせは自由。
また、地場産業の「米織」で作られたネクタイやリボンも選ぶことができ、全部で20通りのコーディネートが可能。
入学式で見られたさまざまな組み合わせの制服は、多様性を尊重する時代を感じさせた。
(男子生徒)
「学ラン(詰襟)の方が格好いいかなと思って選んだ。(Q.選べるのは良い?)選べるのは良かった」
(女子生徒)
「一番自分に似合ってるかなと思ってブレザーを選んだ。多様性があってとてもいい学校・制服だと思った」
新入生は9日以降、2・3年生との対面式やオリエンテーションに臨み、来週から本格的な授業がスタートする。