7日の酒田市に続いて、山形市と鶴岡市にもサクラの便りが届いた。山形市は平年通り、鶴岡市は平年より3日早い開花となった。
山形市の霞城公園は、園内に約1500本のサクラが植えられた県内きっての花見の名所。
山形市は2017年から独自に開花宣言をしていて、8日午前10時に市の職員が目視で「5輪以上」咲いているのを確認した。
(開花宣言)
「きょう4月8日、霞城公園のサクラの標本木において、5輪以上の開花が確認されたことから、霞城公園におけるサクラの開花を宣言します」
2025年は2024年より1日遅く、平年と同じ4月8日の開花宣言となった。
(リポート)
「午後2時の山形市の霞城公園です。開花宣言から4時間が経過して、ソメイヨシノの標本木は午前中よりも咲いている花の数が増えたように見えます。現在はくもり空が広がっていますが、しっかり春が来ています」
公園内を散歩する人たちは、淡くかわいらしく咲いたサクラを撮影するなどして開花を喜んでいた。
(徳島から)
「やっと咲いているのを見られた。かわいい」
そして、サクラ色のランドセルを背負った新1年生の姿も。8日の入学式をサクラが祝ってくれたようだ。
(寒河江市から)
子「春を感じた。きれいだと思った」
父「子どももサクラと一緒に新しい気持ちで頑張ってもらいたいと思う。友だちと楽しく過ごしてほしい」
県内は9日以降くもりや雨で、雷を伴うところもある見込みだが、暖かい日が続き、山形市は霞城公園の満開を14日ごろと見込んでいる。
(市職員)
「霞城公園全体で約1500本のサクラがある。園内1周に約1時間かかるが、ぜひ1周歩いていただければ。ライトアップは9日からの予定」
そして鶴岡市の鶴岡公園でも平年より3日早く、8日にサクラの開花が宣言された。
県内はこれから本格的な花見の季節を迎える。