2022年の豪雨で被災し今も一部運休が続くJR米坂線について、吉村知事は3日の会見で「バス転換はJRの責任で行われるもの」だとして、あくまで鉄路での復旧が前提であるとの考えをあらためて示した。
運休が続く今泉駅~坂町駅(新潟)の区間の復旧をめぐっては、JRや沿線自治体による復旧検討会議で、
1)JRによる運営
2)上下分離方式
3)第3セクターなどへの移管
4)バス転換
...の4つを軸に検討されている。
3月の会議では、このうち「第3セクターなどへの移管」した場合、最大で年間18億8000万円、「バス転換」した場合は年間1億9000万円かかるという地元負担額の規模感が示された。
この試算を受け吉村知事は、あらためて鉄路での復旧が第一とした上で、「上下分離方式」や「第3セクターなどへの移管」も含め、具体的な検討を行う方針であると強調した。
(吉村知事)
「バス転換はそもそもJRの責任において成されるもの。全国の鉄道ネットワークの一翼を担っている重要な路線なので、鉄路での復旧が最も望ましい」
鉄路での復旧をめぐっては、「JRによる単独運営」はJR東日本が難色を示し、「上下分離方式」は地元の負担額が最大で年間17億円に上るとの試算が示されている。
吉村知事は復旧にかかる費用について、「公共交通機関という視点を持ってサポートしてほしい」と国に要望していく考えもあらためて示した。