冷たい水に浸し、寒風にさらしたソバの実で作った「山めん寒ざらしそば」の試食会が開かれた。厳しい寒さを耐え抜いたソバは、風味豊かで甘みを感じられる仕上がりとなった。
かつて将軍家に献上していたという「山めん寒ざらしそば」。
山形市内のソバ店や製粉所で作る組合が、江戸時代の文献を参考にして復元し、毎年サクラが咲くころに期間限定で提供している。
(職人)
「今年は天候にも恵まれて打ちやすいから間違いなくいいソバ」
大寒のころ、冷たくきれいな沢の水に浸し、その後、寒風にさらすことで、ソバの実のアクが抜けて風味が増し、本来の甘みを感じられるとされている。
寒ければ寒いほどおいしくなるソバ。
2025年は強い寒気が流れ込み、厳しい寒さを耐えただけあって最高の仕上がり。
(リポート)
「普通のソバよりも色が白っぽく細くて繊細な感じがします。口の中にいい香りが広がって、噛むたびに甘みを感じます。これなら何枚でも食べられそうです」
試食会に招かれた約60人は、2025年のソバの風味に大満足の様子だった。
(招待者)
「のどごしと甘みが十分感じられる」
「アクがなくて舌触りがよくておいしい」
「他県に負けない山形県オリジナルのおいしいソバ」
「山めん寒ざらしそば」は、3日から山形市内の約20のソバ店などで提供が始まる。
(山形麺類食堂協同組合・寺崎利彦理事長)
「江戸時代殿様に献上したソバ。殿様になった気分で寒ざらしを食べてほしい」
ソバの実を冷たい沢水に浸すところから始まる。大寒の寒い時に、3トンのソバの実を沢水に入れる時は簡単らしいが、出す時が重くて水も冷たくて大変だと聞いた。
自然の厳しさを耐え抜いた繊細なソバを、3日から期間限定で食べられる。
また、4月12日に開かれる霞城観桜会で、将軍家への献上を再現したイベントも行われるという。サクラと一緒においしいソバを楽しんでほしい。
※寺崎利彦理事長の「崎」はタツサキ