県内は3月30日から気温が低い日が続いていて、2日も霜注意報が発表されている。この時期に注意が必要なのがサクランボの霜被害で、県は会議を開き対策の徹底を確認した。
2日、県庁で行われた会議には、山形地方気象台や各総合支庁の担当者などが出席した。
会議では、サクランボの発芽時期は全体としてほぼ平年並みとなったこと、これから向こう1カ月は気温が高くなることが共有された。
気温が高くなり雌しべが成長すると霜被害のリスクが高まり、2ミリ以上が「危険」、5ミリ以上に成長すると「最も危険」となる。
(県農業技術環境課・原田芳郎果樹技術主査)
「佐藤錦は1.87ミリで2ミリ未満、紅秀峰・やまがた紅王は2ミリを上回っている状況なので、低温に対して弱い成育ステージになってきている。これからまさに防霜対策の本番になってくる」
県の担当者からは、3月30日~4月1日にかけての低温で雌しべの枯死が確認されたものの収量に影響するほどではないこと、2024年に発生した「褐色せん孔病」で落葉が早まった園地では凍害が例年より多くみられることも報告された。
これからの時期は霜被害にあうと実が成らなくなるため、園地を温める「加温」など対策の徹底が欠かせない。
(県農林水産部・佐藤隆士技術戦略監)
「向こう1カ月の天気予報は高温で経過するという情報があった。これから防霜対策の本番を迎えるので、しっかりと霜に対する準備を整えて対策を実施してほしい」
また県は、開花の時期が「平年より早まる」と予想していて、人工受粉や防風ネットの設置など、結実を確保するための準備も早めに行うよう呼びかけている。