酒田市では、甘く瑞々しいと評判のハウス栽培されたアスパラガスの収穫が始まっている。
酒田市のJAそでうらの管内では、25人ほどの生産者がアスパラガスをハウス栽培していて、このうち坂野辺新田にある安達卓矢さんの畑では、今月中旬から収穫が始まった。
砂地で冬の寒さがあることが栽培に適していて、中でもこの時期に採れる「春アスパラ」は太さがあり柔らかく、甘く瑞々しいのが特徴。
今シーズンは冬の寒さが長引いた影響で、収穫は例年より2週間ほど遅れているものの生育状況は良いということで、安達さんは出荷基準の長さ26センチに育ったものを専用のはさみを使って丁寧に収穫していった。
(生産者・安達卓矢さん)
「自分で言うのも何だが甘くて美味しい。焼いて食べるのが一番好き。フライパンで焼いて塩コショウで味付けすれば十分美味しく食べられる」
春アスパラの収穫は最盛期が4月上旬で、5月中旬まで続き、6月下旬からは「夏アスパラ」の収穫が始まる。
主に、県内や宮城県、都内に出荷される。