2024年一年間に、県内の企業が休業や廃業・解散などによって事業をやめた件数は527件で、2年連続で増加した。
信用調査会社・帝国データバンク山形支店によると、2024年一年間の県内企業の休業や廃業・解散は527件で、前の年から12.1%増え、2年連続の増加となった。
そのうち、直前期の決算で黒字だった割合は52.1%で過半数を占めている。
また、休廃業・解散時の経営者の平均年齢は73.1歳で、調査開始以降、最も年齢が高くなった。
これらを背景に帝国データバンク山形支店は、経営者の高齢化は一段と進行していて、加えて人手不足など経営環境は厳しくなっているとした上で、手元資金などが余裕のあるうちに会社を畳む「あきらめ廃業」が増加傾向にあるとみている。