低気圧の影響で、隣の宮城県では観測史上最大の強風が吹き、東北新幹線が長時間にわたりストップした。この影響で山形新幹線も福島駅で折り返し運転となり、新生活で東京に向かう人などに多くの影響が出た。

気象庁によりますと、宮城県白石市で26日午前10時すぎ、観測史上最大となる35メートルの最大瞬間風速を観測。白石市では高さ10メートルほどの立ち木が片側1車線の国道をふさぐように倒れた。この強風の影響で、東北新幹線が東京駅と盛岡駅の間で運転を見合わせ、午後6時10分に運転を再開した。

東北新幹線の運転見合わせに伴い、山形新幹線も新庄駅と福島駅の間で折り返し運転となり、春休みの旅行や、新生活で東京に向かうなど、多くの人に影響が出た。

（就職で東京に引っ越す人）
「新生活で。卒業したので社会人生活を東京で。仕方がないが、手続きもなるべく早く済ませたいので困った」

（就職で東京に引っ越す人）
「4月から東京に転勤になりまして、まさに引っ越しの日で」
「最近こういうことが多い。新幹線が止まったり、連結が外れたり。東京までは難しそうなので、ホテルをキャンセルして、いけるところまで行って泊まって、明日東京にいく」

JR東日本では、引き続き強風による徐行運転が見込まれることから、今後も大幅な遅れ運休が生じる可能性があるとしている。