サッカーJ2・モンテディオ山形は、23日ホームで徳島と対戦しスコアレスドロー。自慢の攻撃はゴールにつながらなかったが、今シーズン初の無失点となった。
ボールを保持して意図的に崩す攻撃が機能し、ここまで10ゴールとリーグ2位の得点数の山形。
23日の試合も、持ち味のサイド攻撃から徳島ゴールに迫る。
前半15分、高江から針の穴を通すような見事なスルーパスが氣田に通ると、クロスに飛び込んだのは堀金。前節プロ初ゴール、期待のルーキーが前線のターゲットに。
前半終了間際には、田中の正確なロングフィードから、またも氣田のクロスの堀金が頭で合わせるが、リーグ最少失点の徳島の守備に阻まれる。
後半3分にもチャンス、中盤でドリブル開始の氣田。相手を引き付けた上での選択は國分。だがここはゴールキーパーの守備範囲。
ゴールをこじ開けるため選手交代も交えて攻勢を強める山形は、29分、途中出場のイサカのクロスが流れたところに野嶽。クロスに飛び込んだのはサイドバックの岡本、ヘディングはクロスバーを越えた。
4試合ぶりにノーゴールに終わった一方で、守備では決定的チャンスを作らせず今シーズン初の無失点。
連勝は止まったが粘り強く戦い、勝ち点1を手にした。
(渡邉晋監督)
「今シーズンに入ってクリーンシート(無失点)がない中、この日のゲームはすごく締まった守備を披露することができた。この先のゲームに向けて意味・意義のある勝ち点1にしなけらばならないし、そのきっかけにできるゲームだった」
山形の次節は3月30日、アウェイで今シーズン昇格してきて好調を維持する今治と対戦する。
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