県内は24日、高気圧に覆われ、鶴岡市では20℃を超えるなど春本番の暖かさとなった。山形市の花見の名所では、暖かさに誘われてサクラの開花も近づいていた。
24日の県内は、高気圧に覆われて穏やかな一日となり、春の暖かさに誘われて元気に遊ぶ人の姿も見られた。
日中の最高気温は鶴岡で20.8℃、酒田で18.6℃、山形で15.5℃など各地で気温が上がり、鶴岡では今年初めて20℃を超えた。
各地で5月上旬から4月下旬並みの春本番の暖かさとなる中。
(リポート)
「午後2時過ぎの霞城公園、日差しは隠れたが上着がいらない春の陽気。サクラ標本木のつぼみは大きく膨らんでいる。開花が楽しみ」
山形市が独自に定めている霞城公園のサクラの標本木は、3日ほど前からツボミが膨らみ始め緑色に色づいていた。
大雪の影響で枝が折れるなどの被害があったが、花見の名所ではシーズンを前に早速準備が始まっている。
(作業中の人)
「花見客用に公園をきれいにしている」
そして、暖かな日差しのもと、春を満喫する様子も見られた。
(春から大学生)
「おしゃれなピクニックがしたいなと」
春から大学に進学し、離れ離れになる友達と春らしい服装でピクニックを楽しんでいた。
(春から大学生)
「冬はできない」
山形地方気象台によると、25日から26日にかけ広い範囲で黄砂の飛来が予想されている。
視界が10キロ未満になると見られていて、気象台は屋外では車や洗濯物に黄砂が付着するほか、交通への影響も出るおそれがあるとして注意を呼びかけている。