水道事業を統合し経営基盤の強化を図るため、庄内地方の2市1町が設立を目指す企業団の名称について、準備協議会は21日「庄内広域水道企業団」にすることを承認した。
水道事業を巡り鶴岡・酒田・庄内の2市1町は、企業団を設立して事業統合することを目指し、準備を進めている。経営基盤を強化し、人口の減少から予想される利用者1人あたりの費用負担の増加を抑えることが大きな狙い。
21日の準備協議会では、企業団の名称について「庄内広域水道企業団」にすることや、事務所は庄内町に置き、議員の定数を13とするなどの「規約」を承認した。
協議会では今年10月の企業団の設立、来年4月からの事業の開始に向け、今後、許可権者である県と協議や調整を進める。
事業統合による広域化は、来年度から10年をかけて行われる予定だが「取水から給水」までを企業団で一元的に行う、いわゆる垂直統合については、継続して協議していくとしている。