実際の体験を通して宇宙の魅力を感じられる子どもたちの夢が広がるイベントが、鶴岡市の芸術文化施設で始まった。
(子ども)
「普通に回して…、右右!」
20日に始まったイベント「庄内から宇宙へ月面基地に出発!」は、宇宙の魅力を知って身近に感じてもらおうと、鶴岡市の団体・鶴岡スペースステーションが開いた。
会場では宇宙に関する展示やワークショップが行われ、祝日ということもあり、大勢の家族連れでにぎわった。
たとえば、VR技術を使い、宇宙ステーションから宇宙空間に飛び出す様子を疑似体験できるブースでは、専用のゴーグルでとてもリアルに宇宙の景色を見ることができる。
また、神戸市の企業が展示するブースでは、タブレット端末を使って小型の探査車の操縦を体験でき、子どもたちが試行錯誤しながら楽しんで動かしていた。
(子ども)
「楽しい」
「特にVRが面白かった。宇宙ステーションという普段行けない所を体験することができたので良かった。将来は宇宙に関わる仕事に就きたい」
(鶴岡スペースステーション・佐藤涼子さん)
「アルテミス計画という、いま始動している月面基地を作る計画を知ってもらうのがねらいの1つ。そもそも宇宙は身近だということを感じてもらえれば」
イベントは23日までで、大学生以下は入場無料。鶴岡市馬場町の鶴岡アートフォーラムで開かれている。