鶴岡市内の施設や地区6カ所で、市内に伝わる由緒あるひな人形やひな飾りなどを展示する「鶴岡雛物語」が行われている。
このうち、数奇屋造りが特徴の湯田川温泉にある旧家「旧白幡邸」では、3月14日から展示が始まった。
家の土蔵に保管されていた「古今雛」は華やかな装束が特徴で、おひな様と三人官女で少し大きさが違うことから、幕末から明治期にかけて少しずつ買い足されてきたとみられる。
また、高さ70センチの「高砂人形」も貴重なもので、にぎやかなひな段でその大きさがひと際目立っている。
(千葉から)
「壮観であると同時に、よくここまで大事に保管されてきた」
鶴岡雛物語は4月6日まで。
建物を含め一般公開は年に一度だけの旧白幡邸での展示も、4月6日まで行われる。