酒田光陵高校の学習支援システムに外部からアクセスがあり、教職員や生徒などのアカウントと名前が不正に取得されていたことがわかった。不審なメールなど、これまでに関連した被害は確認されていない。
酒田光陵高校の発表によると、3月5日の朝、教職員や生徒が日常的に自分のスマートフォンなどから入れる「ICT学習支援システム」に入れない状態になっていることがわかった。
その後、システムを停止した上で担当教員が調査したところ、外部からの不正アクセスが確認され、教職員や生徒・卒業生など計1155人分のアカウントと名前が不正に取得されていたという。
また、学校のアカウントを使った約260万件の不正メールが外部に送信されていたことも判明した。
酒田光陵高校は、12日にこの被害について警察に対応を相談している。
これまでに教職員や生徒への不審なメールや外部からの問い合わせはない。
学習支援システムは3月7日に復旧し、再発防止のためこれまで学校独自で行っていた管理をあらため、2025年度からは専門業者に委託してセキュリティ体制の強化を図るとしている。