春を迎えて本格化する農業の話題。。鶴岡市の農業施設では、田植えに向けた春の風物詩として知られる、お湯を使った種もみの消毒作業が始まった。
種もみの「温湯消毒」は、農薬を使わずに病気の原因となる微生物を減らしてイネを守る作業で、毎年、この時期に鶴岡市のJAの施設で行われている。
作業は3月14日から始まり、作業員が5キロずつに袋分けされた種もみを60℃のお湯に10分浸した後、13℃の水で約5分冷やしていった。
薬剤を使わないことから減農薬栽培に適している上、廃液処理の必要がないのもメリット。
今シーズンの依頼は、コメ不足の影響から、収量が安定していて消費者が求めやすい価格の「はえぬき」が増えているという。
(作業する人)
「毎年の作業なので今年も始まったという感じ。いい米が穫れるように。(Q.2024年は豪雨災害があったが?)そうですね。(Q.今年こそはという気持ち?)みんな気持ちは同じ」
作業は4月中旬まで続き、この施設では庄内一円の農家用につや姫やはえぬきなど19品種・243.3トンの種もみを消毒する予定。
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