newsイット!やまがた

【山形】再び悲劇起こらぬよう願い込めた「油絵」無断で廃棄・市が寄贈者に陳謝 酒田市 3/18

酒田市の画家の男性が1976年の「酒田大火」を描いて市に寄贈した油絵を、市の消防本部が無断で廃棄していたことがわかり、市が男性に陳謝した。

酒田市の画家・小野寺庸介さんが描いた油絵「燃える大地」。
1976年10月の「酒田大火」をモチーフにした600号の力作で、同じ悲劇が再び起きないよう願いを込め、1982年に市に寄贈された。

絵は市の消防本部に展示されていたが、2019年に庁舎の移転・解体のため旧港南小学校に一時保管されていた。
しかし2023年、新しい庁舎に再び飾ろうと絵を確認したところ、保管状況が悪く傷みが激しかったため廃棄処分したという。その際、小野寺さんに連絡はなかった。

18日、市はいきさつを説明した上で、小野寺さんに陳謝した。

(酒田市・安川智之副市長)
「ずっと飾っていくべきところだったが、このたび私どもの不手際でこのような事態になり申し訳ない」

(画家・小野寺庸介さん)
「捨てられたと聞いてショックだったが、もう忘れようかなと思っている。あの大火は忘れないでほしい。市民も忘れがちだが、大火は忘れたころにまた来る」

市は小野寺さんの思いに応え再び展示できるよう、絵が写された写真を拡大し、パネルなどにすることを検討するとしている。





<<前の記事 【山形】過酷な現場「ほぼ不眠不休で消火活動」緊急消防援助隊が大船渡から帰還・山形市長に報告

>>次の記事 【山形】新副知事に高橋徹氏(59)・3月29日就任 県議会・人事案に全会一致で同意

ただいま放送中!

詳しい番組表
Back to Page Top
会社案内採用情報地上デジタル放送SAYフラワーネットFNSチャリティキャンペーン国連共同キャンペーンさくらんぼテレビ社内見学
放送のしくみCMのしくみ放送基準番組審議会番組種別青少年に見てもらいたい番組個人情報保護方針
国民保護業務計画リトルリーグご意見・ご感想系列局リンクテレビ視聴データについてサイトマップ