中断している「新庄インターチェンジ付近道の駅検討会」について、最上地域の8つの市町村長は、道の駅の候補地をインターチェンジの南西エリアに絞ったことを明らかにした。
2023年3月に中断した「道の駅検討会」を巡っては、再開に向けて論点を整理したいとして、最上の8つの市町村長が去年5月から「勉強会」を重ね協議を続けてきた。
その結果、道の駅の候補地をインターチェンジの「南西エリア」に絞り、広域防災や物流など、8つの市町村が恩恵を享受できるものを目指していく考えを14日までに
明らかにした。
南西エリアに絞った理由として「アクセスの良さ」や「東北農林専門職大学や工業団地への近さ」、「用地確保と拡張性の高さ」などを挙げている。東北中央道からの直接乗り入れの可否については、国土交通省が見解を示しておらず、今後インターチェンジの構造改良や高速道と一般道を結ぶ連結路(ランプ)の整備を要望していくとしている。
この行政の動きとは別に、地元の商工団体も「道の駅」を核とした地域活性化を目指すDMO=観光地域づくり法人の設立を決めていて、最上の8つの市町村は来年度中には「検討会」を再開させ、官民連携の本格的な議論を進めていく考え。