置賜ゆかりの芸術家の作品を集めた展示会「ARTS MEET OKITAMA」が米沢市で開かれている。
この展示会は置賜の文化芸術活動への関心を高めてもらおうと、よねざわ市民ギャラリーが毎年開いているもの。
プロやアマ、作品のジャンルは問わずに出展が可能で、来場者の投票で選ばれた「大賞」の受賞者には翌年の展示会で「個展を開くスペース」が与えられるのが特徴。今年は置賜在住や出身者など10代から80代までの85人が出展した。
このうちフリーテーマ部門では、雄大な山々を背景に田植えをしている人々を、絵と木工クラフトを組み合わせて立体的に表現したものなど、個性豊かな作品が並んでいる。
また「宙(そら)」をテーマにした部門では、「銀河鉄道」をモチーフにひょうたんアートと照明で作られた作品や、夕焼けと田園風景、走るフラワー長井線を、複数の切り絵を重ね合わせて表現した作品など、それぞれの作者が描いた「宙(そら)」の世界を味わうことができる。
そして去年、大賞を受賞した八頭こほりさんの個展スペースには、アクリルで描かれた女性の作品や、デジタルアートなど30点余りが並んでいる。
「ARTS MEET OKITAMA」は今月18日まで、米沢市中央のよねざわ市民ギャラリーで開かれている。