鶴岡市の園児たちが14日、サケの資源保護の一環として地元を流れる赤川の支流に稚魚を放流した。
サケの稚魚の放流調査は、鶴岡市板井川にある赤川の支流・水無川で行われ、地元のくしびき南部保育園の年長組の園児8人が参加した。
調査は、市や地区の住民などが赤川流域のサケの資源保護を目的に毎年行っているもので、14日は活動に協力する遊佐町の枡川鮭漁業生産組合が育てたおよそ3000匹の稚魚が子どもたちのために用意された。
14日の鶴岡市は日差しはあるものの風が強い肌寒い天気だったが、子どもたちは放流に合わせて「元気に帰ってきてね」などと声を掛けたり、手を振ったりしながら稚魚を見送った。
(園児たち)
「楽しかった。大きく育って戻ってきて欲しい」
14日は市内の馬渡川でも住民などが協力して調査が行われ、あわせておよそ20万匹が放流された。稚魚が再び故郷の川に戻ってくるのは全体の1%未満で、帰ってくる場合も多くが4年後になるという。