山形県内では14日、中学校の卒業式がピークを迎えた。
山形市の中学校では、卒業生が3年間の思い出と感謝を胸に学び舎を巣立った。
14日は県内72の公立中学校で卒業式が行われ、このうち山形市の第四中学校では卒業生が在校生や保護者の大きな拍手で入場した。
卒業の日を迎えた3年生は207人。式では一人一人に卒業証書が手渡され、前田洋光校長が「卒業は終わりではなくはじまり。多くの人の支えがあることを忘れず、新たな気持ちで力強くスタートをきって下さい」と、はなむけの言葉を贈った。
そして卒業生代表の遠藤綾乃さんが涙ながらに感謝の答辞を述べた。
(卒業生代表・遠藤綾乃さん)
「つらいことは207等分、楽しいことは207倍にしてみんなと過ごした3年間はあっという間。みんなとの思い出は私の宝物。これまで支えてくれたたくさんの方への感謝の心を忘れず、この学び舎で学んだ多くの出来事を力に変え、未来へ大きく羽ばたいていくことを誓う」
式の後は、教室で最後のホームルーム。2組の教室では…。
(3年2組担任・杉沼琴美先生)
「本当に幸せな3年間を送らせて感謝しかない」
「私からみなさんに花束を手渡すがちょっと手紙を書いて来た」
担任の杉沼先生が用意したのは、花束と思いのこもった手紙。
他にも思い出を振り返るスライドショーを見て楽しかった3年間をかみしめていた。
(卒業生は)
「合唱祭は自分たちのクラスが最優秀賞を獲れたので本当に嬉しかったし、一番思い出に残っている。苦しい時は仲間のことを思い出して粘り強く頑張っていきたい」
(卒業生は)
「部活とか全力で楽しめたし、クラスでいろいろな思い出を作れてとても楽しかった」
(卒業生は)
「最高なクラス。寂しい気持ちもあるがまた新しい高校でのステージに向けて頑張っていきたい」
最後は笑顔で思い出いっぱいの学び舎に別れを告げた卒業生たち。
県内では16日までに全ての公立中学で卒業式が行われ、来週には小学校の卒業式がピークを迎える。