2024年7月の大雨ではん濫した酒田市の荒瀬川について、地域住民に「整備計画」の素案が示された。
県が示した酒田市の荒瀬川の整備計画の素案によると、掘削や堤防を築くなどして面積を拡大する工事を、「日光川の合流点から上流の端」までの15.9キロの範囲で行うとしている。
計画は法律に基づいて策定されるもので、県は12日夜、この素案をもとに地域住民への公聴会を開いた。
計画では、目標として「2024年7月の大雨の際と同程度の洪水に対し、越水や溢水を防ぐ」とし、流域の動植物保全や水質維持なども盛り込んでいる。
住民からは「遊水地を増やしてほしい」「治山も充実させてほしい」などとの意見が出されていた。
県は今後、パブリックコメントなどで集めた意見をもとに計画案をまとめ、国の同意を得た上で、2025年度内に正式に計画を策定することにしている。
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