卒業式や春彼岸を彩る花として人気があるアルストロメリアの収穫が盛んに行われている。
山形県は全国有数のアルストロメリアの産地で、特に置賜地方では10軒の農家が年間200万本以上を生産している。
これからの時期は卒業式や入学式・歓送迎会・春の彼岸で引き合いが多くなり、5月ごろまで出荷の最盛期となる。
米沢市口田沢の我妻行芳さんのハウスでも連日作業が行われていて、白や赤に鮮やかに色づいた花を丁寧に収穫し、出荷に向けて10本ずつ束にしていた。
長く続く燃料価格の高騰は打撃で、我妻さんは人生の節目を迎える人たちの力になればと願いを込めていた。
(JA山形おきたまアルストロメリア振興部会・我妻行芳部会長)
「アルストロメリアにもいろいろな花言葉があり、『未来への憧れ』という言葉もある。花を見て、勇気を持ってチャレンジしてもらえれば」
収穫した花は東京や大阪・福岡など全国の市場に出荷される。