朝日町は、災害時に避難する町民に温かい食事を提供しようと、山形市の企業と生活物資の供給に関する協定を結んだ。
11日に朝日町と協定を結んだのは、山形市で日用品などを販売する「西谷」。
西谷は、災害時に火やレンジを使わずに発熱剤で非常食を温めることが出来る加熱機能付きのケース「フードボックス」を企画・販売している。
町は、常温で食べられる非常食を備蓄しているが、災害時、避難する町民に温かい食事を提供したいとの思いから今回の協定を結んだ。
協定締結、実際にフードボックスを使って温めた非常食のおにぎりを鈴木浩幸町長が試食した。
(朝日町・鈴木浩幸町長)
「温かくておいしい」
西谷によると、フードボックスは発熱剤1個で夏は約2時間、冬は約1時間、温め続けることができるという。
(朝日町・鈴木浩幸町長)
「ただそのものを冷たいまま食べるのではなく、温かい食事をとってもらうことでこういった気持ちも伝えていくことが避難している方にとっても心の支えというか、よりどころになってもらえれば」
フードボックスは11日から町に配備される。