東日本大震災の発生から11日で14年。山形市では先ほどから追悼し、復興を願う灯りが灯され、訪れた人たちが犠牲者に鎮魂の祈りを捧げている。
2025年もオレンジ色の温かな明かりが優しく輝いている。
山形市の文翔館では午後5時から、東日本大震災の「犠牲者の追悼」と「復興に向けた祈り」を捧げるキャンドルナイトが行なわれている。
ロウソクによって、復興を願って手と手をつなぐハンドシェイクの形と「3.11」の文字が象られていて、会場は厳かな雰囲気となっている。
並べられたロウソクは約400本。1本1本に追悼と復興への祈りが込められている。
「被災された方の心にいつも満開の花が咲いていますように」
「多くの悲劇を忘れず、繰り返されないように備えよう」
「風雪に耐え、希望の春が来ますように」
…と、祈りと前向きなメッセージが書かれている。
現在、約100人の人が訪れていて、みなさんが祈るような様子で静かにキャンドルの灯を見つめている。
2024年は能登半島で大きな地震が発生し、県内でも7月に豪雨災害に見舞われ3人の尊い命が失われました。
また、岩手の大規模な山火事も9日に収まったばかりで、私たちの回りには常に危険があることを思い知らされる。
3月11日は山形で暮らす私たちにとっても記憶に刻まれた日。
「災害を自分のこと」として捉え、常に防災への備えをしていくことが大切だと考える。
キャンドルナイトは文翔館で午後7時まで行われている。