10日、山形銀行をかたる自動音声による不審電話が相次ぎ、複数の企業が被害にあっている。
山形銀行によると、10日、山形銀行や山形銀行の法人インターネットバンキング「ネットEB」をかたる自動音声電話が県内の企業に相次ぎ、契約者情報の更新を求められたという。
ガイダンスに従って応答していくと、自動音声から肉声での対応に代わり、メールアドレスを求められ、アドレスを伝えるとフィッシングサイトのURLが記載されたメールが届き、会社や契約者の情報入力に誘導される。
情報を入力すると、次はネット決済をする際に1回だけ有効な「パスワード」の操作を案内され、そのパスワードを元に口座から現金をだまし取られたという。
詐欺被害を受け山形銀行は、「ネットEB」による他行あての即時振り込みの機能を停止したほか、自動音声による案内などは一切行っていないとして利用者に注意を呼びかけている。