SVリーグ・アランマレー山形が、悲願のトップリーグでのホーム初勝利を挙げた。選手たちの目には歓喜の涙があった。
順位で1つ上の岡山をホームに迎えたアランマーレ。
第1セットは大差で落とすが、第2セット、昨シーズンから奮闘する日本人選手が躍動する。
伊藤摩耶が速い攻撃でブロックの上から打ち込むと、キャプテン・木村友里が相手をよく見た1枚ブロックでシャットアウト。
さらにセットポイントは佐藤菜々美がブロードを決めてセットを奪い返し、続く第3セットもアランマーレがとる。
ホーム初勝利に王手の第4セット、要所で存在感を放ったのは勝てなかった悔しさを知るキャプテンの木村だった。
相手コートをよく見たフェイント、ブロックをかわす見事なスパイクと、硬軟織り交ぜた攻撃で、グッと勝利を手繰り寄せる。
そして迎えたマッチポイント。
「アランマーレといえばサーブ!」と言うように、「らしい」最後の1点をとった。
昨シーズンのV1を含め、国内トップリーグでのホーム初勝利。選手たちの目には涙があった。
(キャプテン・木村友里選手)
「昨シーズンから勝てなくて、苦しいときもずっと応援してくれた人たちがいたから、きょうの勝利がある。本当にシップメイトのおかげ」
16日は敗れて連勝とはならなかったが、その歴史に大きな一歩を刻んだアランマーレ。
次もホームゲームで3月1日・2日、鶴岡市で3位のNEC川崎と対戦する。