中学生が職場体験を通して、将来の夢や働き方・生き方を考える「感想文コンクール」の審査会が、酒田市で開かれた。
このコンクールは、さくらんぼテレビと酒田市のコミュニティ放送局・ハーバーラジオが、酒田市内の中学2年生を対象に共同で行っているもの。
14日に開かれた選考委員会では、具体的な体験内容や未来の自分像が盛り込まれているかなどをポイントに審査が行われ、市内5つの中学校から応募があった61点の中から、4つの賞の受賞者が決まった。
「最優秀賞」には、ラーメン店での体験や学びを書いた、第6中学校の上野稟治さんが選ばれた。
また、体験を踏まえ、特になりたい自分像・将来の夢について考えた感想文が選ばれる"さくらんぼテレビ賞"には、第1中学校の越坂來奈さんなど3人が選ばれた。
さらに、体験した職業について、仕事内容や気づきをより具体的に紹介した感想文が選ばれる"ハーバーラジオ賞"には、第3中学校の齋藤里恋さんなど3人の受賞が決まった。
このほか、第4中学校の遠田幸生さんなど、計20人が"入選"に選ばれた。
表彰式は3月4日にミライニ(酒田駅前)で行われ、受賞作品は東北公益文科大学の図書館(1階展示スペース)に展示するほか、4月からラジオでも紹介し、生徒たちの進路選択に役立ててもらう。