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【山形】最強寒波で農業被害相次ぐも...除雪追いつかず全容不明 果樹もキノコも被害 2/13

2月5日からの大雪によって、県内ではハウスの倒壊や果樹の枝折れなど、農業への被害が出ている。しかし、農道の除雪が追いついておらず、被害の全容はわからない状況となっている。

県によると、2月5日~12日までに農業被害として7つの市と町で12件を「把握」しているという。
最も多いのが、農業用ハウスの倒壊やハウスのビニールの破損が8件、そのほか農機具小屋の損壊や、舟形マッシュルームの培養地が全壊するなどの被害が出ている。

こうした事態を受け、吉村知事は13日午後、寒河江市・東根市などでハウスの損壊や果樹の枝折れなどがあった現場を視察した。

「ああ、これも割れてる」
「雪の重みで引っ張られて折れた」

東根市にある樹齢20年のラ・フランスの木。
雪が長く降り続いたことで、積もった雪の重さに耐えきれず大きく割れてしまった。
こうした被害はリンゴやモモ・サクランボ、それにブドウの棚などにも及んでいるとみられる。
しかし...。

「入れないところがたくさんある」
「実態がわからない」

農道の除雪が追いついておらず、状況が確認できていないものが多いという。
視察中には、JAから吉村知事に対し、農道の除雪費用や融雪資材の購入への支援、被害を受けた生産者への貸付けの無利子化などの緊急要請が行われた。

(吉村知事)
「樹齢20年の大きな木がバッサリと割れている、すさまじい樹園地の光景を見た。今回の被害の大変さを実感した。市町村・農業団体と一緒になって、できる限りの支援をしていきたい」

県は今回の大雪を受け、農林水産関係の相談窓口を設置した。
電話受付:023-630-3315(平日午前8時半~午後5時15分)





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