大学入学共通テストが18日から始まる。県内の試験会場でも準備が進められ、山形市内の高校では受験生を激励する出陣式が行われた。
大学入学共通テストは18日・19日の2日間、県内6つの会場で行われ、2024年より96人少ない3492人が試験に挑む。
このうち、最も多い1739人が受験する山形市の山形大学小白川キャンパスでは、雪が積もり足元が悪い中、朝から職員たちが案内看板を設置したり、試験科目や注意書きが書かれたポスターを掲示したりと、準備を進めていた。
ことしは県内でもインフルエンザが流行していることから、試験の合間に換気をして対策をとるという。
(山形大学小白川キャンパス長・大西彰正さん)
「受験生のみなさんに安心して受験してもらえるように準備を進めている。受験生のみなさんには日ごろの勉強の成果が出せるように、緊張すると思うが落ち着いて試験に臨んでほしい」
大学入学共通テストは、18日午前9時半から最初の「地理歴史・公民」の試験が始まる。
山形市の山形東高校では、大学入学共通テストを前に出陣式が行われた。東高では全ての3年生234人が試験に臨む。
渡邉晃校長が「自分を信じて力を出し切ってほしい」と激励すると、先生たちが工夫を凝らしたおまじないや歌でエールを送り、合格を祈願した。
(先生)
「胸をたたいて冒険しよう。そうさ100%勇気~! もう頑張るしかない」
最初は引き締まった表情の受験生たちだったが、先生たちの後押しを受け笑顔があふれていた。
これまで勉強に励んできた受験生たち、合格を目指して気合十分で試験に挑む。
(受験生)
「緊張していたが、先生がいろいろ言ってくれて一人ではないと確認することができて感謝の気持ちを持ちながら取り組みたい」
「やれることを最大限発揮したい。満点でいく」
「緊張していなくて逆に何かやりそうで不安。いろいろな人からの応援・頑張っていこうと言われ支えになった」
「いざ出陣だ!」
「おぉーーー!!」
試験が行われる18日・19日の天気。
山形市の18日はくもり、一時雪の予報。19日は晴れ時々くもりだが、最低気温が氷点下6度とかなり冷え込む予想。
試験会場への行き帰りの際の路面の凍結などに注意したい。朝は特に冷え込むので、しっかりと防寒をして時間に余裕を持って会場に向かってほしい。