大雪が与えてくれる"恵み"の話題。雪の中で甘みが増す「雪の下野菜」の掘り出し作業が新庄市でピークを迎えている。
新庄市十日町のエコロジーガーデン。
2024年は暖冬でほとんど雪がなかったが、ことしはたっぷり70センチ。コンテナを覆った雪をスコップで掘り進めると...。
「うわ~、出てきた~」
中から顔を出したのは2024年暮れに入れておいたキャベツや大根などの「雪の下野菜」。
雪の中でみずみずしさや甘みを引き出す昔ながらの方法で、「産直まゆの郷」を運営する農家グループが毎年取り組んでいる。
(しんじょう産地直売所運営協議会・坂本孝一郎会長)
「雪の下に置いておくと、低温から自分の身を守ろうと野菜が甘みを出しておいしくなる。ここ2・3日で30センチほど降ったので、より甘みを出しておいしくなっている」
野菜はすぐ隣の直売所でさっそく売り出され、訪れた人たちが次々に買い求めていた。
(新庄市から)
「毎年来ている。ニンジンがおいしい。おでんにしても良い。(Q.雪の下野菜は違う?)違うな~、甘みが違う」
「産直まゆの郷」での販売は3月下旬ごろまでで、一部は新庄市内の学校給食として提供される。