米沢市の小野川温泉で、名物の「かまくら村」のオープンに向け、かまくら作りが進んでいる。
2004年に始まった小野川温泉の「かまくら村」は、米沢ラーメンの出前を頼んでかまくらの中で味わえるなど、ユニークな企画で人気を博している。
2年ぶりに開催となることしの積雪は十分で、14日からかまくら作りが始まった。
2025年に加わった強い味方が、このバルーン型の機械。
クラウドファンディングで150万円の寄付を集め購入したもので、空気で膨らませたバルーンの周りに雪をかぶせて固め、最後に空気を抜くとかまくらの形ができ上がる仕組み。
今回作るのは、高さ3メートル・直径4.5メートルのかまくらを3基。
これまで大型の重機で雪を積み、大人数で一斉に踏み固めて作っていた作業が、バルーンの導入で時間・人員・コストを大きく減らすことができるという。
(小野川温泉旅館組合・齊藤孝夫組合長)
「みなさんの期待にそえるように、そして安全に気を配って運営していきたい」
小野川温泉の「かまくら村」は1月18日にオープンし、3月初めころまで楽しむことができる。