カニのカゴ漁を営む鶴岡市の会社が、地元の温泉と共同で紅ズワイガニの新たなブランドを立ち上げた。
(新ブランド名発表)
「新ブランドのネーミングは『天喜紅蟹(てんぎのべにかに)』にさせていただいた」
新たなブランドは、鶴岡市の加茂港を拠点に県内で唯一、紅ズワイガニのカゴ漁を営む「株式会社協和丸」と、湯野浜温泉が共同で立ち上げた。
カゴを使う持続可能な漁法と味や品質の高さを広くPRするのがねらいで、名前は湯野浜の沈む夕日や平安時代の天喜年間に開湯した伝説に由来する。
14日、発表会に合わせ「天喜紅蟹」を使った料理が振る舞われ、出席した人が舌鼓を打っていた。
紅ズワイガニは、「庄内北前ガニ」として先にブランド化されているズワイガニに比べ、安価で漁の期間が長くほぼ1年を通じて提供できるという。
(試食した人)
「甘みがある。ブランド化することで、湯野浜温泉がカニで有名になることを希望している」
「天喜紅蟹」は禁漁期間明けのことし4月から、湯野浜温泉の宿泊施設などで本格的に提供が始まる。