白鷹町の簡易郵便局で発生した強盗事件の裁判で、検察は被告の男に対し懲役5年6カ月を求刑した。また、男は強盗に及ぶ前にも盗み目的で郵便局に侵入していたことがわかった。
強盗などの罪に問われているのは、山形市上町の建築業・杉沼武志被告(65)。
杉沼被告は2024年9月、白鷹簡易郵便局に侵入し、女性局長を包丁で脅して現金100万円を奪ったなどとして起訴され、これまでの裁判で起訴内容を認めている。
14日の裁判で、検察は新たに、杉沼被告が強盗事件の約1カ月前に、現金を盗む目的で白鷹簡易郵便局と山形市内の住宅に侵入し、いずれも未遂に終わっていたとして追起訴したことを明らかにした。
その上で検察は、強盗の罪と合わせ懲役5年6カ月を求刑した。
一方の杉沼被告は窃盗未遂についても起訴内容を認め、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。
判決は2月6日に言い渡される。