13日は大人になった自覚を新たにする成人の日。若者たちがどんな夢や目標に向かって歩んでいるのか、式典の参加者に「二十歳の志」を聞いた。
成人の日に合わせ、「二十歳を祝う式典」を行ったのは、県内では6つの市と町。
12日に行われた山形市の式典には1794人が参加し、佐藤市長から「自分の可能性を信じさまざまなことに挑戦してほしい」と激励を受けた。
そして、次の時代を担っていく力強い決意も聞かれた。
(新成人代表)
「これからの新しい未来を切り拓き切磋琢磨し、輝く未来を築いていきましょう」
二十歳を祝う式典の今年の対象者は9744人で、平成以降で初めて1万人を割り込んだ。
若い世代の人口減少は顕著だが、参加者からは二十歳になった喜びと将来への前向きな気持ちがあふれていた。
「きょう誕生日! 本日20歳。留年しないように大学の勉強を頑張りたい」
「成人式は憧れだったのでこの振袖を着られてうれしい。小学校の教員を目指しているのでその勉強を続けて毎日を大切にしたい」
「演劇をやっていて続けていきたい。作品を良いものにできるような女優になりたい」
自分の夢を大切にしながら山形の力にもなりたいと話す人もいた。
「大学に通っていて法律を学んでいる。世の中のためになりたいと考えている。暮らしやすい山形市にできるといい」
「地元の人々のために働ける人になりたい。大好きな山形がより良くいきいきした街になったらいいなと」
「医療系の仕事の勉強をしているので大きな病院に就職して働けたら。できれば自分の地元で働きたい」
山形に元気をもたらす若者たちの活躍。
二十歳を祝う式典は、春休みやゴールデンウィーク、お盆休みを利用して各市町村で行われる。