尾花沢市のタクシー会社が、県内初となる配車アプリの導入とライドシェアの運行を開始する。観光客の移動手段の確保やドライバー不足の解消につながると期待されている。
銀山温泉などに向かう観光客の移動を便利にしようと、県内で初めて尾花沢タクシーが導入を決めたのは、タクシーを配車できるサービス「Uber Taxi」。スマートフォンの「Uberアプリ」からタクシーの手配や目的地の指定、料金の支払いを行うことができ、アプリは世界50言語に対応し、外国人も気軽に使える。銀山温泉で行われた13日の出発式では、尾花沢市の結城裕市長が実際にアプリを使ってタクシーを呼び、乗車するまでの流れを体験した。
(尾花沢タクシー・渡会友補社長)
「いろんな業者にこのアプリの良さを伝えて山形に観光に来るインバウンドの方、地元の方も幅広く使ってもらえるようになればいいなと」
尾花沢タクシーではこの他「日本版ライドシェア」の運用を新たに開始し、ドライバー不足の解消を目指す。ライドシェアは一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶサービスで、こちらも県内で初めての導入となる。ライドシェアのサービスでも、車の手配には「Uberアプリ」が使われ、尾花沢タクシーはすでに6人のドライバーを確保している。
(尾花沢タクシー・渡会友補社長)
「予想を上回るドライバーの応募があったすごく助かるなと。安全安心に今年の冬は事故なくアップデートした僕らの武器を持ってがんばりたい」
「Uber Taxi」と「日本版ライドシェア」の運行は15日から開始される。