10月に投開票が行われた衆院選をめぐり、鶴岡市は職員のチェックミスが原因で、松根地区の39人に「投票所の入場券が届いていなかった」と発表した。
(鶴岡市選挙管理委員会・佐藤敏委員長)
「入場券が届かなかった市民のみなさまには、ご迷惑をおかけし心よりお詫びを申し上げる次第です」
鶴岡市選挙管理委員会によると、衆院選の投票所入場券が届いていなかったのは、櫛引地域にある松根地区の13世帯39人。
投開票日だった10月27日の約1週間前から、地区の住民から市に対して「届いていない」との問い合わせが10件ほどあり、11月に入ってから市が確認したところ未配布が発覚した。
印刷された入場券を1人でチェックしていた職員の「見落とし」が原因で、未配布の39人分は、もともと印刷されていなかったとみられる。
市は問題を受け、「今後は2人態勢で2回チェックを行う」などの再発防止策を発表した。
入場券がなくても本人確認が出来れば投票はできるが、投開票日から1カ月以上経ってからの発表となったことについて市の担当者は...。
(鶴岡市選挙管理委員会・福山忠士事務局長)
「入場券が届いていない世帯を把握できず、世帯の確認や調査に向かわなければならない中で、発表する余裕がなかったのが正直なところ」
衆院選の投票所入場券をめぐっては、酒田市でも職員のミスで670人に未配布だったことが明らかになっている。