サッカーJ2・モンテディオ山形は、1日、いよいよホームでプレーオフ準決勝に臨む。大一番を前にチームは気合十分、街では期待の声が聞かれた。
リーグ戦を9連勝で終え、3年連続でプレーオフに進出した山形。
1日、J1昇格に向けた第一関門・プレーオフ準決勝に臨む。
プレーオフはトーナメント方式で、準決勝は4位の山形と5位の岡山、3位の長崎と6位の仙台が対戦する。
上位チームのホームで試合が行われるため、準決勝は山形での開催。また、山形は引き分け以上で決勝へ進むことができる。
準決勝の相手・岡山は、過去に山形でも指揮を執っていた木山監督が率いるチームで、今シーズンJ2で2番目に失点数が少なく守備が安定している。
28日の会見で、渡邉監督とキャプテン南選手が「勝ちしか考えていない」と試合への決意を語った。
(MF#18・南秀仁選手)
「チームの雰囲気は、過去プレーオフに何回か出ているが一番いい。なんとしてもJ1昇格をつかみたいとトレーニングしている。絶対に上に上がりたい」
(渡邉晋監督)
「J2優勝はできなかったが、昇格の可能性が残っているので、2回勝ってJ1昇格を手繰り寄せたい」
そして大一番を前に、県民からは期待の声が聞かれた。
「モンテディオがあると応援しようと一致団結でき、明るくなるのでは」
「J1昇格に向けて頑張ってほしい。山形のスポーツを全国に見せたい」
「モンテディオはJ2だが、いま以上に盛り上がってくれたら他県からもサッカーファンが来てくれるんじゃないか」
一方で、ホーム初開催となる1日のプレーオフには2万人以上の来場が見込まれていて、スタジアム周辺の駐車場や道路の混雑のほか、周辺施設への無断駐車が懸念されている。
クラブは渋滞を緩和するため、臨時列車やバスの運行・臨時駐車場を開設。山形駅発着のシャトルバスのほか、駐車場を設けたパーク&ライドバスも3箇所から運行する。
さらに天童市のイオンモール天童には無料の臨時駐車場が開設される。
いつも以上に渋滞や駐車場への対策を行いつつも、クラブは混雑を避けるため「スタジアムへは公共交通を利用してほしい」と呼びかけている。
J1昇格に向けた大事な一戦、岡山とのプレーオフ準決勝は、1日、ホームで午後2時キックオフ。リーグ戦の勢いを保ったまま決勝に進んでほしい。