バスケットボールB2の山形ワイヴァンズは、16日と17日、約1カ月ぶりにホームでの試合に臨む。現在、東地区6位だが、まだまだ序盤、連敗を止めここからの挽回に期待が掛かる。
昨シーズンは3シーズンぶりにプレーオフに進出し、B2全体の4位と過去最高の成績を収めた山形ワイヴァンズ。引き続き、クラブOBの石川裕一ヘッドコーチが指揮を執る中、今シーズンはここまで4勝9敗、現在3連敗中だ。
(石川裕一HC)
「勝てるチャンスのあるゲームがいくつもある中で負け越し。反省するところは反省してチームとして成長できる時期だと思っている」
序盤は体調不良の選手が相次いだ中でも、昨シーズンB1の信州や富山に勝つなど「確かな力」はある山形。石川ヘッドコーチは昨シーズンからの大きな武器3ポイントシュートについて、今シーズン「さらに磨きをかける」と話し、ここまで成功率は34.7%とB2・14チーム中、5位。3ポイントを打っている本数と成功した本数はともにリーグ1位と、今シーズンも3ポイントシュートが山形の攻撃の「代名詞」だ。
(石川裕一HC)
「試合が進んでいくに連れて相手も警戒してくる。(成功率の)パーセントを下げられ、シュートの本数も下げられる。そうしたらどうするかを今課題として取り組んでいる」
今シーズンも山形の攻撃を組み立てる司令塔は、現在、チーム日本人トップの平均13.5得点の岡島和真選手。そして、通算433試合出場はB2リーグでナンバー1!前の試合で4本の3ポイントを決めた村上慎也選手。ともに山形2シーズン目、チーム最年少21歳の岡島選手と33歳ベテランの村上選手が攻撃の流れを作る。
(岡島和真選手)
「自分たちのような3点シュートを多く打つチームは初っ端から思い切りシュートを打っていかないといけないので、その思い切りの姿勢を自分自身が見せることが大事だと思っている」
(村上慎也選手)
「スタートが多かった昨季から今季はベンチからプレーすることが増えた。今自分たちは何がうまくいっているか、うまくいっていないかをベンチで見て、替わったときにどうしていくかを考えながらプレーしている」
次の相手の熊本は現在1勝12敗と西地区6位だが、昨シーズンまで5回のプレーオフ進出の実績があり、今週、新たな外国籍選手を補強した難敵。山形はアウェーでの連戦だったため、ホームゲームは約1カ月ぶりとなる。難敵が相手でも連敗ストップ、そして、これからの挽回に期待したい。
(ジェームズ・ベル選手)
「引き続きサポートしてもらいたいし、自分たちはハードにプレーし今週2つしっかり勝てるように頑張る。皆さんの応援が力になるので会場で応援してほしい」
(石川裕一HC)
「まずは連敗を止めること。ホームの声援の力を借りて達成できるように頑張りたい」
さくらんぼテレビでは、17日の熊本戦・ゲーム2の模様を午後1時から生中継する。