山形の冬の味覚「青菜漬け」の話題。主要産地の一つ、山形市本沢地区の青菜漬けの販売が来週始まるということで、漬け込みが行われている加工場に行ってきた。
(リポート)
「見てください、大量の青菜が集まっています。次々と運ばれてきていて、こんなに青菜が集まると、なかなかの大迫力です」
山形市長谷堂の「エーコープもとさわ」には、この時期、1日約4トンの青菜が集まる。
ことしは8月下旬に雨が続き、青菜の種まきが遅れたため、収穫がいつもの年より遅れているそうだが、12日も生産者が続々と大きく育った青菜を持ち込んでいた。
青菜の香り漂う加工場では、販売開始を控えて漬け込み作業の真っ只中。
深さ約3メートルの漬け込み槽に、的確なコントロールで青菜がきれいに投げ込まれていく。
3日間塩漬けした青菜を、その後手作業で丁寧に水洗いし、しょうゆベースのタレに4・5日漬け込んだら、冬の食卓を彩る青菜漬けが完成する。
(エーコープもとさわ・横尾貴之さん)
「山形の冬と言えば青菜漬けというイメージ。ことしもおいしく漬かったので、ぜひみなさんに冬のふるさとの味をご賞味いただければ」
エーコープもとさわでの青菜漬けの販売は11月18日から。1日500袋限定で、1袋税込み600円。12月上旬まで続く青菜の収穫に合わせ、随時漬け込み作業が行われる。