2023年度、県内の学校での1000人当たりのいじめの認知件数は117.7件と、4年連続で全国最多となったことがわかった。
文部科学省は、全国の小中学校・高校などを対象に、いじめや不登校の状況を毎年調査している。
それによると、2023年度、県内の小中学校・高校・特別支援学校で認知されたいじめの件数は1万2021件で、前の年度と比べて372件減少した。
しかし、子ども1000人当たりの認知件数は117.7件と、全国平均の57.9件を大きく上回り、4年連続で全国最多となった。
この結果について県は、「県が独自に行っているいじめアンケートや面談など、いじめを早期発見しやすい環境になっているため」と分析している。
県は、いじめ全体の87.9%に当たる1万562件については、「すでに解消している」としていて、引き続きいじめを相談しやすい環境づくりに取り組んでいくとしている。