3日、サッカーJ2・モンテディオ山形は、アウェイで水戸に3対1で勝ってクラブ初の8連勝。8カ月ぶりにプレーオフ進出圏内に入った。
13位の水戸には直近の6試合で1分5敗...。
過去のデータから抱く苦手意識は、連勝街道を走る今の山形にとっては無用の心配だった。
前半10分、ディサロから國分とつないで走り込んだ山田。
早々にチャンスを作ると、22分のコーナーキックから地を這うミドルは高江。國分のショートコーナーをゴール前から飛び出した土居が優しく落とし抑えが効いた見事な一発。
デザインされた鮮やかなセットプレーで山形が先制する。
先制した後はホーム最終戦で高い集中力を維持する水戸の反撃に遭い、後半13分に同点に追いつかれるが、連勝とともに試合巧者ぶりも発揮する山形は落ち着いていた。
19分、相手のクリアを拾って高江のクロスにディサロ! ファーサイドへの高江の正確なクロスが勝ち越しゴールを生み出した。
そこから一気呵成! 2分後、國分のミドル、弾かれてディサロ! その直後には背後からのボールを土居!
追加点に向け緩めることのない山形の攻撃の着地点は38分だった。
ペナルティエリア内の狭いところ、高江がピンポイントでクロスを供給。反応した途中出場の高橋がゴールにつなげた。高橋はチームトップの11点目。
このまま3対1で勝った山形は、クラブ最多記録を更新する8連勝。
(MF#7・高江麗央)
「その記録(8連勝)には正直、選手・監督・スタッフも興味がない。誰も気にしていないし、自分たちはまだ何も成し遂げていない。まずは自分たちのやりたいこと・やるべきことをしっかりチーム全員で、100%の力で戦っていけたら結果にもつながると思うので、サポーターを含め一緒に戦いたい」
順位表。
勝った山形は5位、3月の第3節以来プレーオフ進出圏内に入った。
最終節は、勝ち点差2で迫る千葉との直接対決。山形は引き分け以上でプレーオフ進出が決定する。
ホームでの最終節は今月10日の午後2時キックオフ。山形は3シーズン連続でプレーオフ進出をかけた最終節となる。