米沢市の企業が手がける米粉麺がイスラム教の戒律に従った商品であることを証明する「ハラル認証」を受けた。
「ハラル認証」を取得したのは、米沢市で食品の企画と販売を行う合同会社クロップの米粉麺。この会社ではコメの消費拡大に向け商品の輸出を検討し、10月12日に中東など54カ国で通用する「ハラル認証」を取得した。
豚肉やアルコールを使っていないなど、食べ物の生産や提供にも厳しい戒律があるイスラム圏に進出するには、イスラム法に則っていることを示す「ハラル認証」の取得が重要となる。1日、お墨付きとも言える認証取得を発表した代表社員の高橋りなさんは、世界人口の約4分の1を占めるイスラム教徒をターゲットとした販路拡大に期待を込める。
(合同会社crop・高橋りな代表社員)
「ビジネスの幅がかなり広がる。日本のコメ・商品の良さが広がっていくという(可能性を)感じている」
クロップでは今後、米粉麺を輸出する国や時期を決めていくとしている。