寒河江市の小学校で、児童たちが仕事やそのやりがいを学び、将来の夢・目標について考える職業体験が行われた。
この職業体験では、寒河江市商工会青年部に所属する建設会社・理容店など16社が講師を務め、寒河江小学校の児童たちに、仕事の内容ややりがいを伝えた。
9年前に始まったこの体験学習では、児童たちが大人の指導の下で重機を操作したり、鉄骨で足場を組んだり、これまで経験したことがないさまざまな作業や仕事を体験した。
(児童)
「いろんな仕事があると思って、将来も変わって来る気がする」
「いろんなことが学べて、一気に学べるから覚えることがたくさんあるかもしれないけど、けっこうおもしろい」
「将来の夢にも、なりたい仕事に生かしていきたい」
「またやってみたい仕事があったから、もしかしたら将来やるかもしれない」
(寒河江市商工会青年部・菅原翔栄担当委員長)
「『仕事は楽しい』と感じとってもらい、この体験が将来の子どもたちの職に就くきっかけになれば」
また、児童たちは職業体験後に報酬として仮想通貨をもらい、実際に買い物の体験をするなど、働くことの喜びも感じていた。
寒河江市商工会青年部は、来年以降も児童たちの職業体験の場を設け、将来の夢・目標について考えてもらう活動を続けていくという。