三川町の住宅で90歳の女性が殺害され、捜査本部が設置されてからきょう(25日)で1カ月。遺体発見時、住宅1階の「勝手口の鍵」があいていたことが新たにわかった。
この事件は9月22日、三川町横山の阿部祥子さん(90)が頭や胸に複数の傷を受け死亡しているのを、自宅を訪ねてきた60代の長男が発見したもの。
司法解剖の結果、死因は多発外傷で、遺体から刺し傷は見つかっておらず、殴られたような多数の痕があったことがわかっている。
捜査関係者によると、遺体発見時、阿部さん宅の1階の勝手口の鍵があいていたことが新たにわかった。
住宅1階の玄関脇の窓ガラスが割られていて、侵入されたような足跡があったこともわかっている。
警察は、犯人が窓ガラスを割って室内に侵入し、犯行後に勝手口から出て行った可能性もあるとみて、慎重に調べを進めている。