7月の記録的な大雨からまもなく3カ月。庄内と最上を結ぶ国道344号の一部が崩落して続いていた通行止めが、25日、「全面解除」されることになった。
(吉村知事)
「このたび、10月25日金曜日午前11時に、残る12.1キロメートル区間の通行を再開できる見込みとなった。この結果、最上と庄内の間を相互に行き来できるようになる」
これは23日、吉村知事が定例の記者会見で明らかにした。
庄内と最上を結ぶ国道344号は、7月の大雨で道路などが崩落し、酒田市観音寺から真室川町差首鍋まで、約23キロに渡って全面通行止めとなった。
このうち、観音寺から北青沢までの約11キロは9月末に復旧を終え、通行可能となっっている。
県によると、残る北青沢と差首鍋の区間約12キロについて、応急復旧のめどがついたとして、25日午前11時、通行止めを「全面解除」することになった。
(吉村知事)
「引き続き雪崩予防柵を含め全面的な復旧工事を進めるので理解と協力をお願いする」
ただし、雪崩予防柵ごと崩落した斜面は復旧に時間がかかるとして、県はこの冬の積雪量によっては、再び通行止めにすることもあり得るとしている。
<<前の記事 【山形】遊佐町・鳥海山で登山中か 死亡した男性の身元判明